農地相続の特徴

相続法の規定では、相続分は法定相続人が平等に分け合うことを定めています。例えば相続人に長男と二男がおり、長男は家業を継ぐべく農業に従事していますが、二男は都会でサラリーマンをしているとします。しかし、この家に相続法の規定通りの適用をすると・・・

農地相続をする際に気をつけるポイント

しかし、この家に相続法の規定通りの適用をすると、農業に励んでいる長男の農地が半分になるため、長男が不利となります。

そこで、「農地法」という法律を別途法制化して、農業従事者が不利になることを防いでいます。農地法では、「耕作する者」がその農地の所有権を持つとしています。ですから上の例では長男が農地全てを所有できます。

(1)公正証書遺言の作成 

 公証人(法的な書類を公に証明する人のこと)に「公正証書遺言」と呼ばれる遺言書を作成してもらいます。

この遺言で、上の例で言うなら長男に農地を相続させることを書き留めておきます。しかし、二男は遺留分を請求してくる可能性もあります。

遺留分とは、法定相続人が一定の相続財産を受取る権利を保証したもののことです。この場合のために遺留分放棄させておくのがベストです。

土地相続書類

(2)生前贈与

 上の例で、長男に農地全部を生前贈与するやり方があります。生前贈与とは、被相続人が生きているうちに、誰かに自分の財産を渡すことです。

しかし生前贈与をすると、贈与税という税金を受贈者(贈与を受ける人のこと)が払わなければなりません。その上、この場合の税率は高い税率となっております。

 そこでこのようなケースの場合、高い税率で農業後継者が生活に苦しむことのないように、一定の要件を満たせば贈与税が猶予できる規定があります。

 このように見ると、農地は特に法律によって守られている感じがします。日本らしい制度といえるのではないでしょうか。

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